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(更新日:2007年9月4日) |
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| photograph by ASMAX/text by ニシノシンヤ | |||||||||||||||||
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すでに全世界で900万人以上(07年08月現在)が登録し、大手企業が続々と出店しているインターネット上の仮想世界「Second Life(セカンドライフ)」。そんなセカンドライフに魅せられ、存在を知ってからわずか3ヶ月で株式会社メルティングドッツを起業した浅枝氏にお話をお伺いしました。
【 Second Life(セカンドライフ)とは?】 アメリカのサンフランシスコに本社を置く、リンデンラボ(Linden Lab)社が運営する、インターネットの3Dバーチャルワールドサービス。自分の分身(アバター)を作り、世界中を旅したり、土地や島を購入し、家やショップを建築して楽しむことができる。またバーチャルのアイテムを作り、それを売買して収入を得ることも可能。セカンドライフ内では、リンデン・ドル(L$)という独自の通貨が流通しており、米$と換金できる。
−−セカンドライフをお知りになったキッカケは? 出会いは2006年7月。mixi(ミクシィ)の日記で、「こんなのあるよ」という感じで一行だけセカンドライフについて書かれていたことがキッカケでした。それで色々調べてみると日本では驚くほど情報が少ないことが発覚。そうなると人間知りたくなるもので、アメリカのサイトや英語のブログを読み漁ったんです。もともといわゆるゲーマーではないのですが、そのコンセプトやシステム、ビジョンに大きな可能性を感じました。「次のインターネットはこれだ!」と・・・。そうなると行動は早かったですね。セカンドライフ専門のニュースブログ「セカンドライフタイムズ」を立ち上げ、セカンドライフという存在を知ってから、わずか3ヶ月で株式会社メルティングドッツを設立しました。 −−なぜ、そんなに早く独立に踏み切ったのですか? まず、日本において誰もやっていなかったというのが大きかったですね。セカンドライフ自体はアメリカを中心に4年ほど前からサービスは始まっており、大手企業が参入しビジネスのプラットフォームとしても活用されてました。ただ、この日本においては「ビジネスになる!」と思って実際に行動に起こした人がいなかった。私自身がアメリカ育ちだったこともあり、英語のサイトを翻訳しないで読めたので、その盛り上がりや可能性を肌で感じることができたんです。また小学生の頃からパソコンに触れて、インターネットを利用するのが日常になっていたことも大きかったでしょう。よくセカンドライフは、インターネットの黎明期に例えられるのですが、この新しいサービスも必ず先行者メリットがあるという判断で独立に踏み切ったのです。 −−今までのインターネットサービスとどこが違うのですか? 私自身、MMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)などのゲームも好きだったのですが、セカンドライフは根本的に違う点があります。それは共通の目的がないと言うことです。ある特定の場所に向かって旅をするわけでもないですし、敵を倒すこともありません。つまり、ゲームとは非なるもの。そこに集まってくる人たちは、それぞれ別々の目的を持って楽しんでいるのです。その大きな楽しみの一つが、リアルに近いコミュニケーション。 その中で話していると、実際に相手と会っているような感覚になります。空間と時間を共有することがデジタルの世界でできるというのが面白いですね。これまでの電話やメールとは全く異なるコミュニケーションが生まれると考えています。
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−−今後、どのような事業的な戦略をお考えですか? まずは、メディアになることを目指しています。現在、私たちが力を入れているのが「日本人専用島メルティングドッツ・ウォーカー」。角川グループさんと提携してセカンドライフのポータルコンテンツにしようと考えているんです。実は既に世界で見ても、ユーザーの登録率、平均滞在時間などの数値がトップなんです。よくメディアで取り上げられるニュースで、セカンドライフにログインしてみても人がいないということが言われますが、私たちに限っていえばそれは嘘ですね。 こういう新しいメディアや概念に対し、否定的な意見が出るのは当然。ただ、私たちは実際に沢山のユーザーの動きを目の当たりにしているので、まったく気にしていない。むしろ時代が変わろうとしている時に、中心にいたいじゃないですか。だから、自信を持って今は突っ走るしかないんです。
【 日本人専用島メルティングドッツ・ウォーカーとは?】 2007年3月オープン。日本人ユーザーがよりわかりやすく、簡単にセカンドライフを始めるためのチュートリアル設備。操作方法、各種メニュー解説、物の作り方の他、無料の日本人型アバターや、フリーアイテムなどが手に入る。入会登録システムを公開した事例は日本初、世界で二番目。世界で10数個しかない、リンデン社の公式コミュニティにも登録されている。2007年7月、角川グループと提携し、メルティングドッツ・ウォーカーとしてリニューアルオープン。
−−20代の方へメッセージをお願いします! 私自身、日本から世界と戦える会社を生み出したいという夢があります。任天堂などは、そのお手本。「ニンテンドーDS」や「Wii(ウィー)」などハードだけでなく、ソフトの部分で常に新しい価値を生み出す力を持っている部分で憧れています。なので、私たち20代がどんどん海外で活躍できる世の中になればいいですね。 ただ私のまわりでもそうなんですが、今いる環境を嘆く若い人が多い。例えば、「給与が安い」とか「仕事が面白くない」とか・・・。でも、それは自分が蒔いた種がそうなっているのであって、結局は自分の責任だと思うのです。3年後どうなりたいかを具体的にイメージすれば、今やるべきことが見えてくる。私自身も起業することを決め、大学院に進学し、こうして独立することができました。皆さんも、数年後必ず結果が出ると信じて今を精一杯頑張ってください。
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